人事部長からの質問
企業内起業家を作るためのいい方法がありますか?
勧奨退職制度というのがあります。魅力ある条件を出して希望退職者をでやすくするのがコツです。企業規模の縮小を図るときとか、新陳代謝を促すときとかによく用いられます。条件がよいと優秀な人も非優秀な人もこぞって応募します。会社の未来を薄く儚くしてゆくような効用があると思います。逆に会社の未来を明るくし、高揚させるのがご指摘の企業内起業家育成制度でしょう。魅力ある条件を出せば出すほど応募者が増えます。提案者を会社として支援するかどうかの判定が大事です。ベンチャーキャピタルに審査委託をすればよいと思います。彼らは、ダメな起業家を飽きるほど見てきているので「×」の判定力があります。この制度による成功者が億万長者になれば後に続く人がどんどん出てきます。
文責:清水 佑三
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