人事部長からの質問

2004/04/19 244

成果主義にかわるもののイメージは?

「成事主義」を提唱したいですね。「事を成す」と「果を成す」は言葉はよく似ていますが本質が違います。一流のスポーツ選手は果を成す(結果)よりも、「自分のプレーをする(プロセス)」にこだわります。平成の名力士であった貴乃花がいつも口にしていたのは「自分の相撲をとることだけです」でした。相撲に限りません。一流のスポーツ選手が異口同音にいうことです。自分の心と体が自分のものでありながらいうことを聞いてくれない、その自分との戦いに勝つ、が「自分のプレーをする」意味です。かかるこだわりを「成事主義」と呼びたいのです。観客やファンをうならせる「よいプレーをしつづけるチーム」が成事主義の究極のイメージです。

文責:清水 佑三