人事部長からの質問
恋愛、家族、趣味、地域などに多くの時間を割く人の処遇。
私自身、30歳台の大半をそのように過ごしてきたので、お尋ねに接し、どきっといたしました。さて、そういう人の処遇についてのお尋ねですが、まずは割り切れる仕事をお願いし、少しづつ難易度をあげてゆかれればよいでしょう。どこまででもついて来れる場合、城山三郎さんの『官僚たちの夏』のモデルの1人佐橋滋さんを彷彿させます。よく遊びよく学びそしてよく仕事をする、というタイプです。佐橋さんは自ら『異色官僚』と公言してマイペースを生涯、貫かれましたが通産の事務次官まで上り詰めました。仕事を下位におくのは問題外ですが同列にたくさんの価値(幸福)をもって生きるのは決していけないことだとは思えません。
文責:清水 佑三
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