人事部長からの質問

2004/01/06 172

外国人雇用について。

少子高齢化による労働人口の減少と経済成長との両立は外国人雇用をおいて考えられません。ただ、労働査証の発給を受けて入国する正規外国人労働者の数は増えないでしょう。江戸時代からの鎖国政策は(人という面では)依然として継承されているとみています。その分、違法入国者が増え、治安が悪化しているのは衆知のとおりです。視点を変えてみましょう。中国等への工場移転問題はひとつの外国人雇用です。また、インド在住のインド人のプログラマーにプログラミング業務をネットを媒介にして委託する業務形態も外国人雇用の側面をもっています。査証取得の壁を回避し、かつ高い物価の日本に呼んで高い給与を支給しないで外国人雇用の利得を得る選択肢はどんどん増えていると思います。

文責:清水 佑三