人事部長からの質問
人事部のパフォーマンスは何で測るのか?
トップに仕える補佐官にすべて共通することですが、社長に仕えるスタッフのパフォーマンスの評価基準は社長とまったく同じです。最終的なものしかありえません。したがって、スタッフの価値観は、社長のそれとの間で同期(シンクロナイズ)が必要なのです。社長の分身が人事部だと思えばよいでしょう。ならば、社長のパフォーマンスは何で測るか、です。私は「群れの勢い」をつくれるかどうかだとみています。今日の勢いが明日の成果を生みだします。「今日の勢い」を作れるかどうかが、社長の存在理由が問われる場所ではないでしょうか。勢いをつくるためには「夢をみる」という攻撃的要素と「精神衛生を悪くしない」という防衛的な要素の二つが必要です。前者を担当するのが社長、後者を担当するのが人事部だとみています。
文責:清水 佑三
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