人事部長からの質問
楽をしている社員が危機感を感じるような仕組みづくりを教えてください。
楽をしていても会社に貢献していれば、よいでしょう。ただ、貢献組の中で他人の顰蹙を買う行動をとっていたり、会社の信用を落とすような言動をとっている人はダメです。ご質問への回答は、プロとしての成果基準を部署ごとにはっきり作らせることで一定の解決はできます。プロ化させるのです。野球でいえば、防御率、打点、失策の数などがそれにあたります。合計数を出場機会で割れば貢献度について簡単に序列化できます。まったく同じことを各部署でするように人事がインフラづくりを主導すればよいのです。そのシステムが適切に導入されて動き始めると、楽をしている社員は危機感をもつというより自然淘汰されてゆきます。
文責:清水 佑三
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