人事部長からの質問

2007/12/05 1133

台湾での星野監督の戦いぶりはいかがだったですか?

初戦の対フィリピンのときは、あまり感じませんでしたが、対韓国、対台湾では彼の才能がよく出ましたね。韓国戦では、成瀬への見切りづけが早かった。その反対に岩瀬をギリギリまで引っ張りました。この二つはその場に臨んでのひらめきとしかいいようがないです。固定的にものをみる監督からはまず出てこない投手交代策です。最後の台湾戦での圧巻はサブローに対して命じた無死満塁場面でのスクイズです。三塁走者が信頼をおく主将の宮本だったこともバクチに打って出た理由でしょう。スクイズを成功させたサブローと宮本も凄いですが、一かバチかのサインを出した星野も凄い。「打って一丸になる」とはこういう場面をいう。ほんとにあの場面はしびれました。

文責:清水 佑三