人事部長からの質問
上司と部下との評価面談が形骸化してきている印象があります。何かよい方法は?
「当社では四半期ごとに上司と部下の間の評価面談を行っております。制度としてあるからやる、という感じで、だんだん中身の薄いものになってきているようです。こうした評価面談を充実した時間にするためのアドバイスがありましたらご教示いただきたいです。」…評価面談を評価対象にする360度評価法を実施することです。たとえば、8人の部下がいる上司であれば、8人の人がその上司の評価面談について、匿名で評価するのです。評価項目がわかりやすいものであれば、上司の評価面談の適切さがかなりの程度、相対化されます。結果を上司にフィードバックすると、目の色が変わる人が増えます。ヤバイと思うのですね。この評価法で高い得点をとる人が「よい上司」だと私は考えています。
文責:清水 佑三
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