人事部長からの質問
社長と社員の意思疎通をはかる良い方法はありますか?
「従業員規模300人の企業です。社長は開発、製造、営業の大事なところをすべて個人技でやっていて、それによって当社は成り立っているといえます。ただ、社員との意思疎通はうまくいっているわけではなく、社長の“笛吹けど踊らず”の空回り状況が続いています。何か良い方法はありますか?」というご質問です。社長が何もしないわが社とまったく反対だなあと思いました。それはともかく、名案ほどではないですが、社長の言語を理解できる少数の「通訳グループ」を組織するのです。彼らに骨を折ってもらって、社内のメルマガみたいなものを作るのですね。安倍晋三さんが、小泉政権誕生時に、官房副長官としてやった仕事の一つがそれでした。小泉メルマガは受けましたね。そういう「情宣」活動を地道にやられるといいと思います。
文責:清水 佑三
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