人事部長からの質問
会議などで不機嫌そうな顔をする人がいる。注意すべきか。
いますね。たくさんいます。給料が「機嫌よく振舞うお手当」だということを知らないのです。自分の顔(の表情)が勝手に動いてるんだよ、うざったいこと言うなよ、がその人の気持ちかもしれません。ご指摘のように注意してなおるものか、疑問です。その人が長い間に育んできた「作品」なのかもしれないからです。20年でつくられた「作品」を壊すには20年かかるのです。私が自分でとっているやり方をご紹介すると、気にしない修行をしてその問題を超越する、です。座禅がいい。気分を壊すものを見せ付けられても壊れないように自分の内観を座禅によって鍛えるのです。座禅、断食などの荒行はそういう内観をつくるのにきわめて有効です。禅寺にこもらないで日常生活で座禅をするにはどうしたらよいか。ここでは具体的な修行法には触れないでおきます。
文責:清水 佑三
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