人事部長からの質問
会社が成長して創業期メンバーが浮いてしまいました。
「まったく新しい視点で始めた事業が大あたりしました。株式公開後も毎年、大幅な増収増益路線を続けています。そういう当社ならではの質問です。創業期メンバーの扱いです。職人としての経験や技能は評価できるのですが、マネージャーとしては全然ダメだと思います。どういう扱いをするのがよいでしょうか。」 さっぱりとした回答をしましょう。役員を名誉職として定義し、その方たち全員を役員に登用するのです。村のオサのような感じでしょうか。創業期メンバーだけに許される扱いです。部署を預けることをせず、入社式や株主総会のような場でひな段上に並んでいただくのです。役員定年まで20年あろうとなかろうと面倒をみてあげてください。それが人の道です。たかだか数名ではないですか。
文責:清水 佑三
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