人事部長からの質問
(No.616の続きです)将来のフェロー候補を早期選別する方法について。
御社のような世界的な企業の場合ですが、現職の課長層をガイガーカウンターのような資源測定器にかけると、フェロー候補、ボード候補が各5%で、残りの90%は課長という身分が(双六でいう)あがりです。先般、ボード候補の人の早期選別基準は「人をインスパイアできるかどうか」であると申し上げました。フェロー候補の人のそれについては「他社からのスカウトの有無」だと思います。マイスターとか、匠とかの社内称号をもらう人は、かならず業界でも知る人がいるものです。人の口に戸はたてられない、のたとえのとおり、そういう角度から情報収集すれば、フェロー候補者の早期発見、早期対応が可能になると思います。
文責:清水 佑三
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