人事部長からの質問

2005/06/28 533

人事セクションにとって「成果」とは?

仕事ができる人とできない人を分けているものはたくさんあると思いますが、間違いなくその一つに、ご質問にある「成果」の事前定義能力があるように思います。仕事ができる人は「目線」が高いのですね。現実性が伴っているのだろうかと不安を抱かせる標高差の高い「成果」を事前定義してきます。逆に仕事ができない人は、現状と同じものを獲得すべき「成果」だと言い張ります。さてご質問ですが、二つある。一つは「キャスティングの妙」、もう一つは「強くて健全な社風」の確立です。この二つはアウトソースしてはいけないものであり、現場に任せられないものです。経営機能そのものだと思います。

文責:清水 佑三