人事部長からの質問
ホリエモン・ピエロ論は変っていませんか?
世間の大方の評価は、濡れ手で泡の「百両」を手にしたホリエモンに対して冷めた目で見ている、でしょう。時代を切り拓くITの旗手が、覚えている限りでいえば、三協精機を狙ったミネベア高橋高見、いなげや、忠実屋を狙った秀和小林茂、小糸製作所(トヨタ)を狙ったピケンズなどと同じ席に座ったわけで、ホリエモンのイメージは落ちたと思います。孫正義さんには、日本電信電話公社によって独占され続けた通信インフラに風穴をあける、というのが最初からあったように思いますが、そういう「志」はホリエモンには感じられない。ホリエモン、悲しきピエロ論は変っていません。
文責:清水 佑三
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