人事部長からの質問

2005/05/17 503

中・印の経済成長の行く末は?

あまり知られていませんが、日本で文化・文政といっていた時代、中・印を足したGDPは、世界のほぼ半分を占めていました。その後、2世紀近くの「眠り」を経て、今、ふたたびふたつの大国は18世紀初頭の勢いをとりもどしつつあります。すでに2003年の段階で「購買力平価ベース」のGDPの国際比較は、米、中、日、印の順になっています。私が注目するのは経済力よりも医学の世界です。日本医学というのはきかないが、中国(漢方医学)、インド(アユール・ヴェーダ)ともに独自の医学体系をもっています。このことは独自の知性の系をもっていることと同じ。欧米の時代が終焉し、中・印文明の時代がふたたび興る、が私の占いです。

文責:清水 佑三