人事部長からの質問
本社(外国)と支社(日本法人)の機能が重なっていて無駄が多いが…
ご指摘の多国籍企業の本社、現法だけの問題ではなく、日本企業の本社と支社、国家と地方の分権問題など、日常茶飯に見られる現象です。本質的な解決法は、立法府にあたる機能(全体を規定する方針作成)は本社、行政府にあたる機能(方針を実行に移す)は現法と決めておくことだと思います。徳川政権は、このあたりの機微について実によく考えていたフシがあります。幕閣の仕事と各藩のご重役の仕事がうまく分けられていました。ご参考までに。
文責:清水 佑三
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