人事部長からの質問
ハンドボールの“中東の笛”に ついてどう思われますか。
私はこの件で、飛躍するようですが、“東京裁判”を想起しました。あれは明らかに戦勝国による敗戦国へのみせしめであり、“疑惑の笛”です。児島襄さんの『東京裁判』を読む限り、そうとしかいいようがないですね。公正を旨とする国際裁判においてさえも“パワー”の影響は拭いきれないのです。ましていわんやスポーツ興行の世界においてをやです。“疑惑の笛”を逆手にとって楽しむのが興行に観客として参加する者の知恵だと思います。
文責:清水 佑三
バックナンバー