続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2008/09/17 76

OPQと他社のテストを2種類受けたところ、OPQではストレス耐性が高く、他社テストではストレス耐性が低いとでた。これはどういうことですか?

たとえ同じネーミングで結果が表示されていたとしても、テストによってその意味するところが完全に同じとは限りません。「美人」と一口に言っても、人によってその概念が微妙に異なるのと同じことです。ストレスにも、対人面から環境面、仕事内容に関するものなど、様々あります。2つのテストで焦点が少しずれているのかもしれません。
テスト結果を正しく理解できるようになるための方法には2つあります。「どんな項目内容がどういうロジックで採点されて結果得点となっているかを知ること」と「身近な人のテスト結果を入手して実際のイメージとのすりあわせを重ねること」です。前者についてはそれこそが我々テスト事業者にとって企業機密そのものですから、部外者がそこまでの直接的な情報を入手することはなかなかできません。ですから、公表されている尺度定義や解説をじっくり読み、自分や自分の周囲の人のテスト結果から尺度のイメージを自分の言葉で肉付けしていくという経験を積むことが重要です。
テスト結果は診断結果であり、判定ではありません。2つの診断で一見、相反する結果が出た時こそが受検者の真の姿に迫れるチャンスです。面接やグループワークなどテスト以外の手法、第三者からの情報収集などによって、その人の持ち味を掘り下げてください。

文責:堀 博美

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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