続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2010/01/06 384

学生との対話で、あきさせず、かつしつこくなくという距離感をつかむのに妙案がありましたら、お教えください。

「学生に対して学内セミナーで話す機会が増えています。今年は、多くの企業がブースで1対1形式のセミナーをやっています。弊社も1対1形式でやったのですが、仕事情報や魅力などを伝えようと詳細まで話すと、学生さんからは「はあ、そうですか」という反応で、温度差を感じてしまいます。」と質問の理由をお書きになってます。

同業さんの中から選ばれて学内セミナー参加の機会を大学側からいただいているわけですから有効に活用したいものです。但し、学生のご機嫌をうかがうような気遣いは無用です。あくまで学生は応募者であって選考するのは企業側ですから。セミナー開催時期により内容に違いは出るかもしれませんが学生側から積極的な質問があってしかるべきです。

より深く学生さんに理解してもらいたい、ミスマッチを少しでも減らしたいということから1対1形式が増えているのでしょうか。学生側は1対1だからもっと自分が知りたいこと、例えば自分の学部からの配属先実績など学生個々に異なることを聞きたいのかも知れません。極端な場合は、そこで自分は採用される可能性があるのか程度の話を聞かせてもらいたいと勘違いしているかもしれません。

順番に一人ずつではなく、最初に複数人に企業側からの共通項目の情報提供を行い、その後の1対1になった時は学生からの質問を受ける形で行います、と宣言してはどうでしょう。

考えもせず取りあえず御社の席に座ったような学生は質問も出ないでしょうからすぐに終わると思います。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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