続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
御社のテストを利用して1次選考をした後、上位層を面接に進めています。今年の面接官から、「本当に頭のいい子なのか?」という皮肉めいた質問がいくつかありました。知的能力テストの得点が高い=頭がいい、ではないのでしょうか?
その面接官の方は期待していた「頭のよさ」を応募者から確認できなかったのでしょう。では、面接官の期待する「頭のよさ」とはいったいどのようなものでしょうか。
面接官が評価シートに記入したコメントと適性テスト得点との関係を分析した経験から申し上げます。
一般に面接で頭がいいと評価される人は、感情知能のレベルが高い人です。相手の感情を慮り、自分の言動を統御しながら、円滑にコミュニケーションをはかります。
学力テストや知能テストは概念知能を測るものであり、概念操作や事務処理能力が高い人を選抜することは出来ますが、感情知能のレベルを測定出来ません。もちろん採用職種や業界によって面接官の判断は異なりますが、一般に面接で見える「頭がいい」は知的能力テストの得点が高いことではないようです。
文責:清田 茂
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