続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2019/07/17 2704

採用担当から育成担当へ新入社員の適性テスト結果を共有しているが使われていない。適性テスト結果を有効活用するにはどうすればよいか。

組織における人材育成とは組織の戦略を実現できるように人を育てることです。育成がうまくいくと個人の業績と生産性が向上します。

業績を高めるためには二つの方法があります。一つ目は出来ることをやらせる。二つ目は出来ないことを出来るようにする。

出来ることをやらせるには、普段から行動を観察し、何が出来るか(得意か)を把握しておく必要があります。その上で出来ることが業績に結び付きやすい仕事や役割を与えます。

次は出来ないことを出来るようにする方法。業績に悪影響を及ぼす出来ないことの中で、出来るようになる可能性が高いことを見つけます。ここで適性テストの出番です。適性テストは、受検者の能力ポテンシャルを客観的に捉えることができます。適性テスト結果を本人へフィードバックし、対話によってポテンシャルを把握します。その上で、伸びやすい能力を適切な実務とトレーニングによって伸ばし、出来ないことを出来るようにします。

人事施策としては初任配属と育成面談で適性テストを活用します。人事と新人配属先の上長に適性テストの解釈の仕方とフィードバックの仕方を習得してもらい、実務的に使える体制を作ります。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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