続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
9特性にて、ヴァイタイリティが標準点1の社員に対しての教育方法はどうしたらよいでしょうか。
社員教育の大事なポイントは、価値観の共有とコンピテンシー開発です。
ヴァイタリティはコンピテンシー開発に関係します。
ヴァイタリティはエネルギーの量を表します。車でいえば馬力です。馬力のない車は燃費で勝負です。
ヴァイタリティが1点の人の教育は、徹底した効率性の追求による成果創出です。このタイプは余計なことをせず、効率的に動くことを好みます。がんばることが嫌いで、自分の出来る範囲のことだけしようとします。チャレンジしないことが特徴です。これはやる気がないというより、無駄なことをしたくないという気持ちの現れです。しかし、能力は仕事の経験によって身につきますので、どうしても失敗をしてもらう必要があります。まずはトレーニングのため失敗が必要であることを理解してもらいます。やる気がないわけではないので理解はできます。次に出来るだけわかりやすく成功までの道筋を解説し、お手本を見せます。理解の度合いを確認し、大丈夫であれば実行させます。結果を踏まえ対話し、その行動が身につくまで繰り返し実行させます。
非合理的、非効率的なことをやらせようとすると、すぐに音を上げ、手抜きを始めますので、極力合理的で効率的な行動をとらせ、よくモニターすることが大事です。
精神論は通用しないと思ってください。
文責：清田 茂
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