続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2008/12/09 131

採用場面で実施されるパーソナリティ検査で「うつになりやすい人」は見抜けますか?

うつ病は「心の風邪」と呼ばれるように、誰もがかかる可能性のある病気です。2004年の厚生労働省の調査によれば、これまでうつ病にかかった経験があると答えた人は15人に1人の割合だったそうです。一般に、うつになりやすい人の性格として、まじめ、責任感が強い、理想が高い、几帳面などが挙げられます。しかし、通常の感覚で言えばこれは企業人としての長所そのものではないでしょうか。

パーソナリティ検査はその人がどんな行動特徴や考え方を持っているかを測定します。人間ドッグでいう検査データにあたります。診断には、そのデータと配属先の環境を結びつけるステップが必要です。その人をどういう職務内容、職場環境におくと最も力を発揮するのか、また、過剰なストレスと感じるのか。誰もが陥る可能性のある「うつ」だからこそ、そうなりそうな危険な時に周囲がどう接したらいいのか、を考えるための資料としていただきたいと思います。

文責:堀 博美

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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