人事部長からの質問

2007/03/02 944

対話を可能にする土壌とは?

「最近トップがやたらと対話、対話といいだしました。何をさして対話というのか。対話を可能にする土壌がないなかで対話、対話と叫び続けて何の意味があるのか。翻って、対話を可能にする土壌とは何なのか。」 と書いておられます。対話を可能にする土壌、という言葉はおもしろいです。うまくいえませんが、非常に微妙なところを衝いている言葉です。さて、私の回答です。対話を可能にする土壌とは、ミミズや多様な虫が生息する土壌です。つまり天然自然の土壌です。農薬散布してミミズも雑菌も生きられない「死の畑」には、力のあるトマトは生まれません。トマトもどきがつくられます。職場と人も同じです。いろんな過去や未来をもつ人がいて、そういう人が仕事を共同でやるために自然に話し合うような職場が対話を可能にする土壌です。

文責:清水 佑三