人事部長からの質問

2005/02/14 442

希望退職者を募るときの留意点を。

一にも二にもタイミングだと思います。上り坂、勝ちに行っているときにやるべきです。今回、松下電器さんがグループ全部で8000人の規模で希望退職を募ると発表しました。まさに(勝ちに行っているときにやる)見本のようなケースです。負けているときにやると、残るも地獄、出るも地獄となり、人心に荒(すさ)みが出ます。組織を生き物になぞらえるとトラウマになるのですね。社員が怯えてしまうのです。先行きろくなことはないと思います。そんなことをいっても無理だ、負けているからこそ(スリム化を)やらざるを得ないのだという声が聞こえますが、一理も二理もあると思いますが(この点だけは)譲れないですね。

文責:清水 佑三