人事部長からの質問

2004/02/17 200

業務合理化の手順を。

仕事を並べることがまず先決です。並べ方の要諦はかかっているコスト順です。コストが高い順に次のような点検をしてゆきます。(1)その仕事を分社化できるか、(2)外部委託できるか、(3)外部事業者からパックで買えないか、です。分社化できるかどうかの判断基準は「経営資産の市場価値」です。外部委託できるかどうかの判断基準は、「サービス受益者の満足度」です。外部事業者からパックで買えないかどうかの判断基準は「コスト・パフォーマンス」です。以上の点検をして、いずれもについてもノーという場合についてのみ社内業務として残します。こういうプロセスで点検すると、社内業務として残すべき仕事は政策立案部門だけになります。以上はイギリスのサッチャー政権が1987年以降とった行政部門の効率化プロセスを範にして考えたことです。

文責:清水 佑三