人事部長からの質問
エセうつが社内で話題になっている。
「開業医のうつ診断書をもって休職願いを出す人が出てきている。当社の産業医に診てもらうと、中にはうつ病ではないと思われる人がいるとのこと。どう扱ってよいか困っている。」…会社にとって怖いのは、エセうつよりも仮面うつ病といわれるタイプです。本人が体の痛みなどを訴え、うつを疑っていないが、うつ病である場合です。うつ病は早期対応で治る確率が高いといわれていますが、うつだと思っていないために初動が遅れて取り返しのつかないところまで行ってしまうのです。ご指摘のエセうつ問題は、どの社会にもある労働者のサボタージュの一形態であり、会社の労務管理問題です。
文責:清水 佑三
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