人事部長からの質問
事業部ごとに違いがありコンピテンシー概念の導入に二の足を踏んでしまう。
「当社の場合、業種分類では非鉄に入りますが、電線・自動車用ワイヤハーネス、光ファイバーなど多様な事業を行っています。現場の雰囲気も事業部ごとに全く違います。こういう企業においても、コンピテンシーモデルは必要だと思いますか?」…誤解がある、と感じました。スポーツを例にとれば、実にたくさんのスポーツ種目があります。にもかかわらず、スポーツ選手に必要な資質を3つあげよといわれれば、筋力、動体視力、敏捷性などをあげることができます。この必須資質にあたるものがコンピテンシーです。自社に固有の必須資質を求めることは事業部の数と関係なく、一定の手順で可能だとみます。
文責:清水 佑三
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