人事部長からの質問
清水さんのフレッシュマン時代の思い出を。
私は大学院を出てすぐ大手出版社に編集者として入社しました。入社後2ヶ月を経たか経ないかというタイミングでその会社が倒産(会社更生法)してしまったのです。それがフレッシュマン時代の最大の思い出です。会社の求めに応じて希望退職しましたが、こんなにたくさん退職金を貰っていいのかと思ったことをよく覚えています。今から40年前のことです。その会社がそういう事態にならなかったらどうだったろうとときどき考えます。多分、編集者としてコツコツ仕事をして、今はもう定年退職して、自分の発案で世に出した本を読みながら毎日を送っているかもしれません。
文責:清水 佑三
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