人事部長からの質問
原采配の意図が読めなかった場面がある。清水解釈をききたい。
「ちょっと前の話ですが巨人対広島戦の7回裏1死満塁で原監督は5番二岡選手に替えて1軍昇格したての小関選手を代打に使いました。原監督はどんな心境で采配したと思いますか。お聞かせください。」…あの場面、私もテレビで見ていました。二岡選手の「気」のリズムを読んだと見ています。二岡は天才型の選手で、温泉でいうと間欠泉のようなところがあります。他の選手がうちあぐねている投手のボールをライト方向に実に上手に打つことができる。逆もあります。みんなが打てているときに気を抜いたような打撃を見せる。原監督は、あの場面で腑抜けになった二岡を見たのでしょう。一緒に現場でやっていないとわからない世界だとみます。
文責:清水 佑三
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