続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
「気が利く人」のパーソナリティを因数分解すると?
気が利く人が近くにいてくれると本当に助かります。また、サラリーマンにとって気が利くと言われることは最高の褒め言葉です。
さて意味を調べてみると、気が利くとは心がゆきとどくこと、気を利かすとは相手の気持ちやその場の状況を配慮して行動すること、とあります。
こちらが何も言わないのに、ニーズにあったものをちょうどいいタイミングで出してくれる人に出会うとつい気が利くねえといいたくなります。
この行動がとれる人の特徴を列挙してみます。
- 常に周囲の人の行動観察をしている
- 行動観察から人の動機や願望を理解することができる
- 人の気持ちを慮り、気持ちにそって振舞いたいと考える
- 複数の選択肢から最も適切な行動を選択することができる
- 冷静に自分の行動の影響を考える
- 一を聞いて十を知る
- 周囲を良く見て適切な行動をとる
- 相手の気持ちを慮り、求めるものをタイムリーに提供できる
- 聞かなくても理解できる
- 説明しなくてもわかっていて、こちらがやって欲しいことをする
弊社のパーソナリティ検査OPQの測定因子によって表現すると以下のものが考えられます。
面倒み…共感を示す
協議性…相談しながら進める
人間…周囲の人の行動をよく観察する
タフ(低得点)…周囲の人からどう見られているか気になる
概念性…論理的に考える
批判的…矛盾や問題点に気付く
社会性…気後れせずに振舞える
決断力…すばやく決定を下す
気が利く行動は、育成可能なものだと考えます。
文責:清田 茂
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