続・人事部長からの質問

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2025/01/07 4039

内定式や懇親会などで学生の惹きつけをはかっているが、そもそも平日に内定式やインターンがあること自体が、学びを本分とする学生の負担になっている可能性もあると思う。実際の学生の意見としてはどんな傾向があるか。

そもそも現在の新卒の就職活動自体が学業の妨げになっているという声は、以前からよく聞きます。就職活動は卒業後からスタートすべきという極端な意見もあります。
そう考えれば、内定式や懇親会の平日開催も同様ですね。

SNSで学生の声を拾うと様々です。できればインターンシップは長期休暇期間中にしてほしいという意見もあれば、3年、4年になれば単位数も減り、それほど負担にはならないので、早く内定先を見つけられる方が良いといった意見もあります。
内定式を土日開催するより平日の方が参加率がよいという調査もあるようです。

大多数の学生にとっては、入社予定の会社に対する入社意欲を改めて強く感じる機会、同期となる内定者同士の情報交換ができる場として貴重な機会です。学生側のニーズに合わせた日程、内容にして下さい。

就職活動全体の前倒し傾向についての良し悪しは別にして、内定式、懇親会の平日開催については、学生が早めに日程調整できるように開催情報を伝えておく、1日まるまる拘束するような必要もないので、午後開催しかも短い時間で済ませる工夫をするということではないでしょうか。学生もゼミや研究で内定式の参加ができないのであれば、正直に話して相談すれば企業側もわかってくれると思います。
完全な対面方式ではなく、オンラインを組み合わせる工夫もあるはずです。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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