続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2009/06/17 252

社員の適性検査結果をマネジャー層に渡してもどうも馴染まず、活用されません。適切に活用されるよう、何か妙案があればお教え下さい。

渡し方にコツがあります。診断結果を部下育成の参考にご利用くださいといってマニュアルとともに上司に渡すのではありがたみがありませんし、特に問題ない部下のプロファイルを見たところで何も打つ手はありません。結果的に机の引き出しの奥にしまわれ、資料整理の際にシュレッダー行きになります。

正攻法は、年1回の診断結果フィードバックを義務付け、マネジャーに目的と方法を集合研修で伝え、練習します。フィードバックは人事考課のタイミングをはずし、自己申告や目標設定と一緒に行うのがおすすめです。

集合研修や義務化が難しい場合こんな方法はどうでしょう。
診断結果を社員ごとに厳封し、渡す上司にはこう伝えます。「決してこの封筒を開けてはいけません。この部下のことで本当に困ったことが起きた時に開けてください。部下の問題に対処する上でとても大切なことが書かれています。」浦島太郎に玉手箱を渡す要領です。実際に部下に問題が起きた時は診断結果を見ることになるので効果的に使われるようになるかもしれません。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

ご質問

お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。 あらかじめご了承ください。