続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2013/01/17 1122

本人の現在からかなり遠い過去の経験は評価に値するのでしょうか?

ご質問の前提が『一般的に新卒採用の面接では「大学時代にがんばったこと」を話す学生が多いかと思います。しかし、以前、弊社の面接で大学生なのに「中学時代や高校時代にがんばったことを話す」応募者がいました。「お前は大学時代に何をやっていたんだ」と突っ込みたくなりますが。』ということです。

面接の際に「大学時代に頑張ったことは?」と特に限定していないのであれば、本人が頑張ったこととして中学、高校時代の話を語るのは問題ないでしょう。実際、高校時代に海外留学や地域社会との交流をきっかけにして大学卒業後の就職を意識して大学選択した学生は、こうした高校時代の経験時の頑張りを話す場合が多いです。もちろんその結果として入学した大学でどんなことに注力しさらに成長できたかも大切です。 要は、内容如何ということです。頑張ったことが、本人の人格形成にどのように影響したか、職業選択(就職活動)の上でどのような関連があるのか、きちんと説明できるかです。

「大学時代の接客業のアルバイト経験から人とのコミュニケーション能力を学びました。」とマニュアル通りに話す学生より、高校時代のその人らしいエピソードの方が聞く方も興味がひかれるのではないでしょうか。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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