続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

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2008/11/10 111

週に1日ノー残業デーがあります。最近ペナルティーをつけて厳しくしたのですが、他の日の残業時間が延びることになってしまうのではないかという懸念があります。

「部署に残っている社員数分のペナルティーをつける」とお書きですが、実際のペナルティーの内容はどういうものなのでしょうね。「ワークライフバランス推進はノー残業デーから」といわれることが多いのですが、御社ではいかがなのでしょう。 ノー残業デーの日は、皆さんが明るい顔で「今日は趣味の○○をやりに行こう」、「久しぶりに家族と一緒に食事をとろう」、「自分のキャリアアップのために勉強会に参加します」というようにわれ先に帰って行っていますか。 こっそり自宅で仕事をするためにカバンに資料を詰め込んだりする人はいませんか。週1回のノー残業デーということですが、日常的に残業が恒常化している職場では週1ではかえって他の日に残業を持ち越す危険が高いです。 当初はノー残業デーは100%残業ゼロ、その他の日も何時間までといったように基準値を設定する段階的なステップを踏むことも可能ですが、完全にフルでノー残業を目指しませんとノー残業は定着しません。そしてノー残業の実現のためには、徹底した仕事の効率化が必要です。社員全員が残業をしないために自身の仕事のスケジュールを管理できるようになることです。
まずはそこから始めて下さい。

また清水前社長の残業についてのコメントに「会社(ないし社会全体)は、拘束時間によって仕事価値が測られるべき仕事と、そうでない仕事を峻別してかからなければならない。」とあります。残業しても「80」までしか成果を出せない人と定時時間内でも「120」の結果を出せる人、どちらを高く評価するかは比較的わかりやすいですが、残業して「120」の人と定時時間内で「100」の人の場合はどうお考えでしょうか。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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