続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2011/04/27 702

OPQの結果を用いて内定者フォロー(自己の理解と内定者同士の親睦を深める目的)を行いたいと考えています。良いやり方があれば教えてください。内定者は10名程度です。

内定辞退の理由は十人十色です。内定者フォローで防ぐことが出来るものもあれば、そうでないものもあります。
ご質問者様はOPQを内定者の自己理解促進と内定者同士の親睦を深める道具として利用したいとお考えのようですね。そのお考えは大賛成です。
未知の環境に対する不安が強いストレスになる人にとって、この不安は内定辞退を引き起こす原因になります。なるべく早く解消してあげてください。

自己理解促進による不安解消のためには、外部の専門家による個別OPQフィードバックを行うとよいでしょう。採用担当者には言いづらい本音も外部の人であれば気楽に話せます。効果的な手を打つために辞退リスクを正しく把握する必要があります。
具体的には内定者の強みを指摘し、入社後その強みがどのように活かせるかを伝えます。内定者が自分の活躍している姿をイメージできたら成功です。その上で、現在の状況について本音を引き出します。
親睦を深めるにはOPQを使った内定者同士の相互理解演習を行います。参加者同士で誰のOPQプロファイルかを当て合う演習です。
やり方は以下の通りです。

  • 参加者のOPQプロファイルを全員分用意する。
  • 全員にOPQの読み方を教えた上で、参加者を5人ずつ2グループに分け、各グループに別のグループ全員分の無記名OPQプロファイルを配布する。
  • 参加者は配布されたOPQプロファイルを全て読み込み、各プロファイルの特徴を専用シートに記入する。
  • 内定者全員(10名)でグループワーク(全員が協同で一つの目標を達成する課題)を実施。実施前にグループワークの目的はメンバーの相互理解と伝える。
  • グループワーク終了後、はじめのグループで各プロファイルが誰のものかを予想。
  • グループ代表者は予想した結果と判断根拠を発表する。
  • 両グループの発表を終えたら答えを開示する。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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