続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
若手層が管理職になるのを嫌がり、上手く次世代を育成できずにいます。管理職を目指してもらうようにするにはどうすれば良いでしょうか?
若手社員が出世にこだわりをもたなくなってきたという声はよく聞きます。管理職になっても責任や管理に必要な時間も増え負担が増えるだけ、その割に待遇面で大きく恵まれるものでもないということらしいです。ワークライフバランスを考えてプライベートな時間を大切にしたいという人も増えています。成果重視の評価システムに移行し、年功序列で長くいれば課長ぐらいにはなれるかもという会社組織も少なくなってきています。
会社側も、若手全員に管理職を目指してもらうという発想ではなく、管理職の適性、能力のある社員を若いうちから選抜して抜擢していくというやり方に変えていくことになるでしょう。
そのためには、若手層に管理職を目指すメリットやキャリアパスを説明し、具体的に管理職になった場合の役割、報酬制度を示すことが重要です。この点が明確に伝われば管理職になるモチベーションも高まるはずです。
もちろん結果的に管理職を目指しながらも、なれない人はチャンスを求めて他の会社に出ていくでしょうし、社内に適性をもった人が少なければ外部から管理職層を採用するということになり人材の流動化が進むはずです。必ずしも管理職が生え抜きばかりである必要はないはずです。
文責:奈良 学
ご質問
お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。
あらかじめご了承ください。