続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2022/05/26 3393

人事異動にOPQを活用したい。経験とスキルが主な異動の基準なので、OPQは迷った際に使う。活用に際して検討すべきことは?

迷った際の参考情報として活用する場合に必ずやっておいていただきたいことがあります。異動の判断をなさる方、全員にOPQ解釈コースを受講していただくことです。

異動の判断基準は主に三つ。一つ目は職務適性。異動先の職務を遂行する能力があるかどうかで判断します。二つ目は組織適性。職場や職場環境、上司、部下、同僚などの周りの人、組織風土などにうまく適応できるかで判断します。三つ目は自己適性。今風の言葉ではエンゲージメントが近いと思います。自分の大切にしている価値観や生活様式、家族や地域社会、その他の活動などを含む目指す生き方にマッチするかどうかです。

OPQはパーソナリティ測定の道具です。そしてパーソナリティは、コンピテンシー、対人相性、チーム内行動、感情知能など様々なことに大きな影響を与えています。また、パーソナリティの背後にはその人の価値観が存在しています。

OPQを特定のコンピテンシーを予測するために使うのであれば、アルゴリズムを作って予測値を算出すればよいですが、参考に使うとなると様々な目的と視点からOPQを解釈し、意味のある情報として活用することになります。そのため、OPQ解釈の訓練が必要となるのです。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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