続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2021/03/29 3114

ジョブディスクリプションの作成を経営から指示されています。具体的な作成方法をご教示いただけませんでしょうか。

ジョブディスクリプションには以下の項目を含めてください。

職務名、部署と部署の説明、職務内容、職責と任務、権限と責任、成果、レポートライン、職場環境・条件、求められる能力・スキル・資格、目標、評価方法、雇用形態、給与、待遇、勤務形態・勤務地。

いきなりジョブディスクリプションを書き始めるのではなく、まずは職務分析を行います。職務分析の基本的な方法は数多くあります。一般的には、観察、面接、参加、自己報告、既存情報のレビューのいずれか、あるいは複数の方法が用いられます。

収集する情報、収集方法、収集対象者、分析方法などの点で職務分析は様々なやり方がありますが、アプローチには課題的、行動的、特性的の3つがあります。課題的アプローチは職務課題から職務を定義します。職務特有のものになりがちです。行動的アプローチはより一般化した行動から職務を定義します。具体性は落ちますが幅広い職務の類似性や差異がはっきりします。特性的アプローチは職務遂行に必要な人的な特性(能力、パーソナリティ等)から職務を記述します。より抽象度が上がりますが、求める人物像を明確にできます。

SHLでは、複数の対象者に対する複数のインタビュー手法による職務分析を推奨しています。異なる視点と手法により豊かに職務をとらえることができるからです。具体的なインタビュー手法については、弊社の「コンピテンシーデザインコース」でトレーニングを行っております。この紙面では書ききれませんので、興味のある方は担当コンサルタントへご連絡ください。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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