続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2021/03/23 3110

環境の変化に先手を打って対応できるマネジャーとそうでないマネジャーがいます。望ましいのは前者です。なぜそのような差が生まれるのですか。

自分で経験したことしか教えられない、自分が教わったことしか教えられない、こういうマネジャーは日頃から考える訓練が薄いので先手を打つことが苦手です。

先手を打つには、先見性をもって「変化の兆候」を早いタイミングで掴まなければなりません。販売であれば、商品の売れ筋の変化、部下の営業成果の変化などからマーケットの状況、企業ニーズの変化を感じ取りデータに基づき分析をし仮説を立て、その上で検証して対応策をいくつか用意します。競業の動きなどにも敏感です。

ただ、先手を打つことは苦手でも変化が顕在化してくれば、速やかに対応策を繰り出し変化に順応できるマネジャーもいます。これまでの経験が役に立たない場合には、自分の経験則を捨て去り、思い切った判断ができるタイプです。こうした人材も大切ではないでしょうか。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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