続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2016/01/22 1858

弊社は、総合職と一般職を採用しております。女性も多く採用しているのですが、総合職で勤務する女性についてですが、3年〜4年経った時に、一般職へコース転換を希望する社員が増えてきております。理由として多いのは、体力的にしんどいという理由で、コース転換を希望する社員が多い印象を受けます。また、一般職の同期は定時で退社するのに対して、総合職は遅くまで残業する日もあり、ギャップを感じてモチベーションが下がっているという理由もあるようです。この問題点に関して何か改善点はございますか?

残念ながら両者を満足させる改善策はなかなか見つかりません。
女性の昇進に対して「ガラスの天井」の存在の問題がよく出ますが、女性側の意識の中にも自ら同性に対して天井を構築してしまう場合があります。これは男性でも同じことですが同性同士の方が競争意識、他者比較意識がより強く見られるということです。
総合職の女性と一般職の女性の問題として解決するは難しいでしょう。
御社が、総合職と一般職として採用するのであれば性差をみずに今後はより適性、能力で判断すべきです。体力的な面では男性でもしんどさを感じながらも頑張っている社員もいるはずですし、総合職も一般職も残業時間ゼロを目指し、勤務時間の長さによる上長の優秀評価意識を極力排し成果で評価する仕組みに変えていくしか改善の方法はないと思います。コース転換制度があるのでしたら日頃から定期的な面談機会に十分に社員の気持ちを聞くことも肝要でしょう。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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