続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
せっかくの買い手市場なので優秀層を採りたいと思っています。外食業界にとっての「良い人物」とはどのような人の事でしょうか？また、そういった人を採る為にやらなければならないことは何でしょうか？
外食産業で求められるコンピテンシーの筆頭は「ヴァイタリティ」です。
外食産業では新人を店舗に配属し、顧客と接する最前線の仕事を経験させることが多いと思います。店舗経営に関心を持って入社した者も、マネジメント業務に従事するまでは店舗スタッフとしてお客様に直接サービスを提供する業務経験が必要です。また、店長となっても現場での業務がなくなるわけではありません。店長は多くのアルバイトをマネジメントし、多様なお客様に対するきめ細かサービス提供を推進することが求められます。業績が伸びるとともに業務は確実に増えていきます。
その業務量に耐えうるエネルギーの強さがヴァイタリティです。
ヴァイタリティを評価するための最適な方法は適性テストと面接です。適性テストでヴァイタリティが低得点の場合、ハードワークは勘弁して欲しいという受検者からの申告であると捉えてください。高得点の場合は、作為的な回答の可能性を考慮し、面接でよく確認をしてください。
面接での確認ポイントは2点です。体力・気力を目一杯使って活動した経験があること、失敗、挫折、困難に立ち向かい乗り越えた経験があることです。
文責：清田 茂
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