続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2009/10/06 327

新卒採用に関して、いろんなタイプの人を採りたいし、いろんなタイプの人がいるほうがいいと思っている。そのような場合に適性検査はどのように活用すればよいのでしょうか。

「いろんなタイプ」を採ることは人材多様化の面から考えて大変結構なことです。しかし、価値観を多様化させてはいけません。価値観は社風との相性を左右しますので、多様化によって早期退職を増やすことにつながってしまうことがあります。つまり、価値観は共通で、能力は多様な集団を作ります。

適性検査では、複数の能力項目を採用基準として事前に決めておき、いずれかの項目が高得点だったら合格とします。平均的に能力項目の得点が高い人よりも、いずれかが極端に高い人を合格とします。

さらに、選考方法(グループ討議、プレゼンテーション、論文等)を選択型にして、それぞれの選考方法で上位のグループを次のステップに進めます。

徹底的な長所評価型の採用となりますが、多少気になる点には目をつぶる必要があるかもしれません。

文責:清田 茂

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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