続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
どうやったら貯金が上手にできるようになるのでしょうか?
「老後に2000万円必要というニュースがありました。年金もあまりあてに出来ません。自衛手段として貯金が手っ取り早いのですが、それもなかなか出来てないのが実情です。」ともお書きです。上手な貯金とは、いかなるものでしょう。当社には、貯金について一家言のあるS常務という方がいて、自らの実践を踏まえた貯金に関する心構えをよく話しています。私には到底出来そうもないレベルなので、また別の機会にSさんから紹介してもらいましょう。
以下私の考えです。大きな金額を貯めることが上手な貯金ではなく、生活に負担を感じることなくいつの間にかしっかりとまとまった金額になっているというのが一番です。
入るお金以上に遣っていては貯まりません。収入の何%を貯金にまわすかは、目標金額、到達年数にもよりますが、まずは社会人となって安定した収入が入るようになったら、毎月1万円でも数万円でいいので貯金に回す習慣を身に着けることです。月末に余った金額を貯金にというよりは、給与から天引きする方法が最も有効です。財形貯蓄、自社株購入の積み立て、NISAなど形は何でもいいでしょう。取り崩しには手続きが必要になるものが良いです。面倒に感じれば安易に止めませんから。1回飲みに行くのを我慢する程度、外食を1回控える程度で貯まる金額でも長期になればそれなりになります。
車を買いたいからということなら頭金程度は1年以内にたまるでしょうし、住宅購入の頭金となればそれなりに長期に渡って貯金する必要があります。まして老後のための2000万円ともなれば、その間に結婚資金、教育資金、住宅資金など逆にどんどん出ていくケースの方が多いはずです。通常の貯金感覚とは別のものが必要でしょう。 老後生活のための資金計画も必要です。自分の頭の中で考えるだけでなく、FPなど専門家に相談する方法もあります。老後は自分だけではなくパートナーにも家族にも関係することですから。
文責:奈良 学
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