続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
過去4年くらいで採用環境にあわせて採用の人数など変化しています。それによって入社者がどう変化しているかなど確認をしたいのですが平均値・分散の比較をする以外で方法はありますか？タイプ別に分類、などができれば面白いと思っています。
タイプ別分類ですぐに頭に浮かぶのは血液型です。パーソナリティ検査を使って血液型のようなタイプを定義すれば可能です。
当社のパーソナリティ質問紙OPQを使ってタイプ別分類を行った事例です。OPQは30因子でパーソナリティを測定します。30因子はタイプを把握するには複雑すぎますので、内定者のOPQデータで因子分析を行い、3つの因子を抽出しました。各因子の名称を、対人（自己主張−配慮）、思考（論理的−現実的）、活力（上昇志向−マイペース）とつけました。内定者の各因子得点を算出し、3因子それぞれについて平均値より高い得点を高得点、低い得点を低得点としました。3因子の高得点、低得点のすべての組み合わせ8種類をタイプと定義し、経年的に8タイプそれぞれに該当する内定者比率を確認しています。この方法をとると、どのようなタイプがどれだけ増えたか（減ったか）が一目瞭然です。
文責：清田 茂
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