続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2015/06/11 1711

伊藤忠商事の「朝型勤務」制度や、コアタイムなしの完全フレックス制度など、働き方の多様化が推進されている。文部科学省の掲げる「夢ビジョン 2020」に含まれている週休3日制等もありますが、貴社の見解を教えてください。

社会が高度成長期から成熟した低成長期になり少子高齢化しています。
働き手も正社員だけでなく、非正規社員が増え、日本人以外の外国人の働き手も増えています。当然働き方も多種多様化しています。
ただ、単純に朝型勤務に変えれば多様性が進み企業の課題がすべて解決する。完全フレックス制に移行すれば無駄な残業時間がなくなり、社員がより豊かさを感じられるようになるというものでもないでしょう。「オリンピックの感動に触れ、私も変わる、社会も変わる」と言われても五輪の成功ありきの発想はいかがなものでしょうか。
当社でも、社員が健康な状態で働く生きがいを感じられるように、日々の業務効率の見直しを行い、できる範囲でいろいろと改善していくつもりです。
残業時間ゼロ、週休3日制度、有給消化100%達成といった数値に惑わされないことです。

文責:奈良 学

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

ご質問

お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。 あらかじめご了承ください。

バックナンバー