続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2020/06/19 2928

現実的に達成不可能と思われる目標に対しても努力を続けるモチベーションを維持するのに何かよい方法はあるのでしょうか。

無いと思います。
ただ、本当に達成不可能かどうかは吟味する必要があります。
自分は過去に何度も無理難題をぶつけられたことがありますが「ハイ、できません」と答えたことは基本的にありません。
どでかい目標や無理難題でも達成できるかどうかは別にして自分なりにあがくことはします。

まず現実的に達成不可能というものが目標にされるなら、その目標には異議が許されるでしょう。
誰が見ても不可能な場合です。
次に可能性がゼロでない場合は、その可能性を高めるために何が必要かを考えます。
時間が足りないのか、使える予算が足りないのか、マンパワー(人手)が足りないのは、それとも実行する人間の能力そのものが足りないのか?それを明確にして目標に対して再検討してみてください。
足りないものを補強するのが近道であり、達成の道筋ができればモチベーションになります。

4つの要因の一番最後にある「実行する人間の能力そのものが足りない」場合、まずそれを認めて公表しない限りモチベーションもなにもありません。その人ができないと認識しているのですからまずできません。そしてその状況に長く居ればモチベーションも維持などできません。毎日が苦痛と時間稼ぎです。貴重な人生の時間を浪費するので直ぐ上司と相談すべきです。
「できるフリ」をしている人生ほど苦しく、周囲のモチベーションにもネガティブな影響を与えます。

文責:三條正樹

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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