続・人事部長からの質問
人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。
是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。
状況適応力の評価に適したアセスメント手法はありますか。
状況適応力とは、自分の置かれた状況に適応する能力。限られた資源や厳しい競争などの状況にうまく適応出来た個体や集団が自らの遺伝子を継承することにより生物は進化を遂げてきたわけですから、状況適応力は生物にとって最も重要な能力の一つと言えます。
しかしながら、この定義は抽象的過ぎて適切ではありません。もう少し具体的にして「郷に入れば郷に従えが出来ること」としましょう。この能力は二つの要素によって構成されています。一つ目は、状況を正しく認識できること。不文律を含め素早く正確に周囲の人や事象を理解します。二つ目は、その状況下で目的達成のために自分を調整できること。
さて本題のどのようにアセスメントを行えばよいか。アセスメント/ディベロップメント・センターを使ってください。この手法は、総合的なアセスメント手法です。複数の演習およびテストを実施し、複数のアセッサーが行動観察してコンピテンシーを評価します。複数のシミュレーション演習を行うこの手法では、架空の会社の架空の役割が与えられ、会議をしたり、面談をしたり、情報を分析してプレゼンテーションをしたりと、素早い状況認識とその場その場の適切な行動が求められます。
文責:清田 茂
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