続・人事部長からの質問

人事担当者の方からのご質問に対して当社役員、HRコンサルタントが交代で答えさせていただきます。

是非、ご質問、ご感想をお寄せ下さい。 なお、このQ&Aにおける回答は各回答者の個人的見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

2016/09/02 2010

若年層の退職が昨今少しずつ目立ってきております。
本人に退職の理由を聞いても、どこまで本音なのか分かりません。採用時の問題なのか、入社後の受け入れの問題なのかを検証するにはどうすればよいのでしょうか。

このご質問、非常に多くのお客様が同様に悩まれております。
まず採用時に関して言えば入社後1〜2年の間と思ってください。そこが責任の範疇です。3年目以降は採用でどうにかなる問題ではありません。
早期退職があまりに多い場合は採用基準の可能性があります。

配属先の退職率にかなりの差がある場合は受け入れ先の問題と思います。マネージャ(仕事の割り振りや目標設定、チームの風土を作っている人)にその要因があります。
会社の平均に対してどの程度の差を設定するのかは企業の規模によって異なりますが、明らかな差が毎年見られるようであればその部門の育成方法や配属の見直しをはかるべきでしょう。

ご質問にある「どちらの問題かを特定する」という点ですが経年変化(つまり時間がかかる)を追わないと解らないため、改善案としては採用も受け入れも両方平行して改善を進めます。その中で問題点がいくつか浮かび上がってきます。
改善案等、不明な点があれば再度ご質問をお送りいただくか、担当コンサルタントにご連絡ください。

文責:三條正樹

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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