アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
自由討議型のグループ討議を実施する予定ですが、場所の問題で、4名で実施するグループと6名で実施するグループとに分かれてしまいます。例えば1人あたりの発言時間を仮に5分と考え、4名では20分、6名では30分、といったように、参加人数によって討議時間を変えたほうが公平なのでしょうか。それとも人数に関係なく同一の討議時間で実施し、評価すべきなのでしょうか。
グループ討議を実施する目的が「チーム内でどのような行動をとることができるかを評価すること」であるという前提でお答えします。
基本的に、グループ討議では、参加人数に関係なく討議時間は同一にすべきです。理由は、時間が参加者個々に与えられているわけではなく、グループに対して与えられているためです。時間が異なってしまうと、例えば討議内容が浅くなった場合、時間による影響なのか、参加者のレベルによる影響なのかを比較することができません。
また、公平性という点から考えると、1グループあたりの人数がそろっている方が望ましいです。ご質問のような状況でしたら、できれば、5名ずつの2グループに分けることをお薦めします。
もし、チームにおける行動以外のものを評価したいのであれば、他の方法をお奨めします。例えば「自分の意見を立論立てて話すことができるか」という点のみを見たいのであれば、グループ討議よりもプレゼンテーションのような場を設定するほうがよいでしょう。その場合には各参加者に対して公平に時間を設定することが望ましいといえます。
文責:小松弓恵
グループ討議カテゴリのセミナー:グループ討議セミナー
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